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畳表入荷  ちょっと良いめのやつ

昨年から問屋さんにお願いしていた畳表(ゴザ)がやっと入荷した。

畳の良し悪しは畳表で決まる(腕は別として)。

だからどの畳屋もこだわって仕入れしている(はず)。


しかし、畳表の原料はい草。農産物だ。

だから同じ生産者さんが作る品であっても、その年のい草の出来によって品質は多少ぶれる。たまに大きくぶれることもあるので仕入れは難しい。

品質が悪いとどうなるのか? 畳として施工した時に、見た目に影響するだけでなく、耐久性も違ってくる。

早くダメになるような畳を入れたら、次回の注文はいただけなくなるので、仕入れはかなり神経質に行う。


さらに難しくしているの要素がある。

新品時の見た目が良くても使うほどにボロくなる畳表がある。

その逆で新品時はパッとしなくても、使うほどに風合いを増していく品物もある。


自分が仕入れをする時は、後者の方を重視する。何故なら、畳を入れたお客様のところに数ヶ月後数年後に伺った時に、自分が入れた畳がツヤツヤだったらお客様に自慢できるからだ。うちを頼んで正解でしょ?と。


そんなわけで、今回仕入れた畳表もまさにそんな品だ。

「せとなみ」という品種のい草で織られた畳表だ。

栽培にあたり有機肥料をバンバン喰うのでコストがかかる、栽培の技術が難しいらしく、ほとんど作られていない。

しかもこの品の特徴として、見た目がすこぶる地味だ。

市場ウケは悪いと思う。同じ値段を出すなら、JA最高級ブランドの「ひのさらさ」などのわかりやすいパリっとしたものが余裕で買える。(但し今回の生産者さんの品はその特徴に魅せられた一部の畳屋さんの間で人気らしい)。

だから市場にはほとんど出回っていない種類の畳表だ。
では、この新品時見た目地味な畳がどのような価値があるのか?

まず、青みが抜けると、輝きを放つ白色に変わる。さらに使い込むにしたがって、明るい光沢のあるクリーム色に変わってくる。


焼けてからの風合いの素晴らしさはぶっちぎりで、他の追随を許さない畳表なのだ。もちろん耐久性も良い。


比較的高めな料金を払ってこの畳を入れた方は、大事にこの畳を使うことだろう。

定期的に掃除をして時には乾拭きしたり、手をかければかけるほどに光沢でて品質が上がり、さらに愛着が湧いてくることと思う。エイジングを堪能できる畳だ。

良い品を大事に長く使う方にお勧めしたい畳だ。




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